2025年7月10日、東京都内は各地で大雨となり、「ゲリラ雷雨」が突然発生するなど、非常に不安定な天気になりました。
中でも渋谷では、スクランブル交差点周辺が冠水し、車が水没するほどの被害が報告されています。
今回はこちらを調べてみました。
- この大雨による渋谷周辺の状況は?
- これからどうなるのか?
- そして現地にいる人がどんな行動をとるべき?
できるだけわかりやすくまとめました。
それではどうぞ!
【2025/7/10】大雨による渋谷の水位状況は?
本日午後4時50分ごろ、渋谷のシンボルともいえるスクランブル交差点。
空が急に暗くなり、風とともにものすごい雨が降り出しました。
SNSにはこんな声が続々と投稿されていました。
「タクシーやあちらの車両が水没しています」
「渋谷駅前、川みたいになってる…」
「まるでバケツをひっくり返したような雨」
しかも今回は、ただの強い雨ではありません。
雷も同時に鳴り響き、風も強まるという「嵐のような状況」だったのです。
また、渋谷駅周辺のビルでは、屋上から水を排水する作業に追われている人の姿も目撃されました。
さらに、渋谷川・古川の水位が急上昇し、一時は「氾濫危険情報」が発表されるほどに。
これは、渋谷に流れる川が都市部の狭い川で、短時間で大量の水が流れ込みやすい構造であることが原因です。
特に渋谷駅は谷のような地形にあり、上から流れてきた雨水が集まりやすいため、水が溜まりやすく冠水リスクが高い地域といえます。
渋谷は今後どうなる?
大雨のピークは越えたという情報もありますが、すぐに安心してよいわけではありません。
次のようなリスクがまだ続いています。
▷ 渋谷駅地下の浸水リスク
渋谷駅は再開発によって大きく便利になりましたが、同時に多くの地下通路や店舗ができています。
そこに雨水が流れ込むと、地下鉄の改札や通路が冠水するおそれがあります。
実際に過去にも地下鉄構内の床が水でぬれる被害がありました。
▷ 再びゲリラ雷雨が来る可能性
今回の大雨は、大気の状態が不安定になったことが原因です。
気象予報士によると、この状態は今夜~明日以降も続く可能性があるとのこと。
「7日にはさらに暖かい空気が入り、関東で40℃に達する可能性もある」
つまり、気温が高い=また突然の雷雨や雹(ひょう)につながる可能性が高いということです。
▷ 水がなかなか引かない
渋谷のような都市部では、アスファルトやコンクリートが多く、水が地面に吸い込まれにくいため、雨がやんでもすぐには水が引きません。
そのため、しばらく道路の水たまりが残る可能性もあります。
渋谷にいる人はどうすればよい?
現在渋谷にいる方や、これから向かう予定のある方は、以下のポイントに注意してください。
✅ 地下施設には入らない
渋谷は地下道、地下鉄、地下商業施設が非常に多い場所です。こうした場所は、急激に水が流れ込むとすぐに危険になります。
地上にいても、「階段の下」や「地下入口」には近づかないようにしましょう。
✅ 無理な移動は避ける
冠水した道路は、水深が見た目ではわかりません。
たった10cmの水でも、タイヤが滑ったり、歩く人がバランスを崩すことがあります。
また、電車の運休・遅延も予想されるので、移動はできる限り控え、建物内など安全な場所に避難して様子を見るのが大切です。
✅ 情報収集をこまめに
気象情報や避難情報、交通機関の運行状況などは、X(旧Twitter)や東京都防災アプリなどからリアルタイムで確認できます。
スマホの充電を確保しながら、常に情報に注意を払いましょう。
まとめ
渋谷は、おしゃれでにぎやかな街として知られていますが、実は大雨にはとても弱いエリアでもあります。
谷地形のため水が集まりやすく、渋谷川や古川といった中小河川が近くを流れているため、短時間での増水・冠水リスクが高いのです。
2025年7月10日のゲリラ雷雨では、
- 渋谷駅周辺で車両が水没
- スクランブル交差点が川のようになる
- 渋谷川で氾濫危険情報が出る
など、まさに「都市型水害」の典型的な現象が見られました。
今後も、気温の上昇によって不安定な空模様が続く可能性があり、渋谷をはじめとした都心部では再び大雨が降るおそれも。
自分と家族、大切な人を守るためにも、以下の行動を心がけましょう。
- 地下には入らない
- 情報を常にチェック
- 雨がやんでも油断しない
- 避難が必要になった場合は、安全なルートを使う
このような異常気象が当たり前になってきている今、日ごろから「自分の街の弱点」を知っておくことが何よりの備えになります。
渋谷にお住まいの方、働いている方、遊びに来る予定のある方は、常に安全第一で行動してください。
どんなときでも「早めの判断」が、命を守るカギになります。
この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
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